2017年3月22日 (水)

あゆみの遅い春の足音

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   彼岸も過ぎたというのに真冬のような冷たい雨
   ようやく晴れたら 朝から強い北風

   今年の春は 思わせぶりばかりで歩みが遅い

   昨年の10月に種を蒔いたビオラとキンセンカにようやく花がつき
   これから寂しかった庭も 少しずつ華やいでくるだろう

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   狭い庭だけど宿根草が15種類ほど植えてある
   ようやく芽吹いた何種類かが 朝の寒さで芽が痛んでしまった
   おきな草は綿毛をまとったような姿が幸いしてか寒さにめげず
   可憐な花を咲かせ始めた


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   本格的な春の訪れまであと一息 
   気短かになった老いの身には 待ち遠しいこの頃だ


   
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  葉ボタンは何株か 花を咲かせて 「踊り葉ボタン」の用意をさせている
  次の冬 どんな舞姿で踊るやら ・・・・・・・・



   

2017年2月26日 (日)

  ものぐさの宿

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   面白いネーミングの宿もあるものだ 
   
一月遅れになってしまったが 例年出掛けている誕生日の温泉旅行
   どこか手軽なところはないかと探していると 「ものぐさの宿」 というのが目についた
   ネットで調べると和洋室 露天風呂と希望する条件にぴったり!  しかも安い
      三日前の予約で決めて穏やかな冬の日 走り慣れた渡良瀬渓谷沿いの122号を
   日光へ 鬼怒川温泉へと向かった 

   
   路は驚くほど空いていて 日足トンネル付近にも雪は全くなく快調に走る
   2時間半ほどで鬼怒川温泉街に着く 少し早すぎた
   時間つぶしに 「花いちもんめ」 と云う花と緑の楽園とやらに立ち寄る
   広い温室に溢れるばかりの球根ベコニアが まさに満開で出迎えてくれた


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   ベコニア達から春の息吹をいっぱいもらって 頃合い良しと目指す宿へ向かう

   渓谷沿いの 「花千郷」という宿は 客室97室の12階建て 6階が玄関ロビーとなっていた
   フロントで記帳を済ませ 渡されたルームキーの部屋に行く 10階角部屋だった
   広い 何もかも 踏み込みも洗面所も 和室は10畳 50インチの液晶テレビ
   襖で仕切られた洋室にセミダブルベット2台 こちらも10畳ほどもある

   この部屋は言うことなしの満足だった


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   ベランダから見下ろす陽も射さない鬼怒川渓谷は 水量もなく冬枯れて肌寒い思いがするばかり
   これは宿のせいじゃない  これ以上宿の宣伝をすることもないか
   
   大浴場も露天風呂も ゆとりのある広さで合格点
   接客も フロントから湯守のおじさんに至るまで気配りが気持ちよかった

   だけど だけど夕食だけは最低だった 
   広い畳部屋に仕切りもなく 五組ほどの客が膳に向かう 
      メインは上州豚の豆乳しゃぶだったが 食指をそそるものじゃない
   色の悪い刺身 とても箸が向かない こんな山奥?で旨い刺身が食えるとは思わないが
   何か気の利いた田舎料理でもあればいいのに・・・・・・・

   と いうわけで総合評価はようやく真ん中の50点
   何をもって 「ものぐさの宿」 というのか とうとう分からなかったが
   どうやらものぐさは お客じゃなくて努力不足の経営者にありとみた
   
   それにしても2食付き1泊 7,980円 安い宿にはそれなりの覚悟で臨むべしとの教訓

   やっぱり ものぐさは俺の方だったかなぁ~

   2日目も きれいな青空でした

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2017年2月17日 (金)

つかの間の 春らんまん

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    朝夕ず~と寒い日が続いていた
   
木曜日 風もなく急に暖かくなって 日中は16℃にもなった
    明日はもっと暖かくなるという予報だったが  ・・・・・・・・・

       テラスのフェースに温度計がつり下げてある
       毎朝 雨戸を開けると気温を確かめるのが習慣となっている
   今朝6時40分 温度計は 0.8℃を表示していた



Conv0006   久しぶりに氷点下にならない朝を迎えた
  湿度も77% と絶好!    何となくうきうきする
   陽射しと一緒に気温もぐんぐん高くなるようだ

  昼近く 東京は春一番の風とか
   こちらはほとんど風もない

   デジカメで梅を撮る
   少しずつ 少しずつ花の数を増やしていた梅も
     この一両日ですっかり満開近しと言えるまでに咲いてきた
    

   どこから飛んでくるのか「メジロ」の姿も見かけるようになった
   毎年 季節を違えずやってくる小鳥も植物も 自然の営みは素晴らしい

 
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   冬枯れて色彩の乏しい冬の狭庭に 葉ボタンは頼もしい 
   霜柱で土が浮き上がるような寒い朝でも 凛としてたじろがない

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   縮こまってないで 少しは見習わなければいけないなぁ~
   明日はまた 冬の寒さに戻るんだとか .・・・・・・・
   
      よし! あしたは頑張ってグランドゴルフの練習にいって来るぞ



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    三寒四温を繰り返し 春は確実にやってくる

2017年1月26日 (木)

誕生日 春まだ遠く

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          梅一輪一輪ほどのあたたかさ   嵐雪

         毎年 誕生日の頃になると庭の梅の木の蕾がほころんでくる
         そして 芭蕉の弟子 服部嵐雪のこの句が思い浮かぶ
         
         

         ところが今年は 月半ばに雪が降ったり毎朝零度以下の日が続いたりと
         梅の木も寒さに縮こまってか まだわずか数輪の開花宣言だ
         この梅の木は 結婚してまもなくの頃 カミさんの実家に年賀に伺った折
         大宮・氷川神社の参道の出店で初詣帰りに福寿草と寄せ植えになった鉢を
                   買ったもの もう55年も前の話      
        
 

         長らく鉢植えのままだったが 岡部に移住したのを機に庭に植え替えた
         それからでも17年 今では毎年枝を切り詰めるほど立派な梅の木だ

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       左
:1月15日   右;24日

        蕾の膨らんだ小枝を伐って活けたら 一週間ほどで満開になった
        いい香りがただよって 小さな春を愉しんでいる



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       幾日ぶりかで穏やかな風 
       散歩コースをいつもの街歩きから畑コースに変える
       赤城山が雪を纏い快晴の空に映える 
       頂上近くまで樹木の多い赤城山は 枝葉に積もった雪が陽射しですぐ溶けて
       よほど寒い日が続かないと 山容が白く見えることはない

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       浅間山の噴煙が真っ直ぐ上にのぼっている
       こんな無風状態の浅間山も珍しい 冬晴れの中で・・・・・・・・

       
       久しぶりの畑みち散歩 4800步ほどでした

2017年1月13日 (金)

  初詣は妙義神社

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    特に深い信仰心を持ち合わせてはいないが
    初詣というと「山」に縁のある神社に参拝することが多い
    浦和に住んでいたときは毎年のように高尾山 薬王院に詣でた
    岡部に移ってからは 赤城・榛名・妙義の上毛三山の各神社に参ることにしている

    5年前に妙義神社に初詣で訪れたときは 前年の東日本大地震で
    社殿うしろの山崩れがあり 修復が行なわれていて本殿へ登ることが出来なかった

    風もなく うららかなこの日 ゆっくりと山道を本殿へと向かった

 

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     修復のなった社殿は 以前のままの荘厳な姿に きらびやかさを加え
     逆光の中に眩いばかりに輝いていた


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        柏手を打ち祈願するのは ただただ家族みんなの健康・息災のみ

    この日は脚の痛みが幾分良いというカミさんと 手を繋ぎながら階段を下りる
    

          「 目出度さも 中くらいなり おらが春 」

    小林一茶の句が 我がことのように思えた一日だった



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2017年1月 4日 (水)

  穏やかな初春に

Conv0003_5     開花したアマリリス

 

       穏やかに年が明け 三が日が過ぎた

       年末に赴任先のトルコから一時帰国した息子と
       酒を酌み交わす日が続き 一足先に正月が来た思い   
            
       

       新春2日には 娘夫婦と孫娘も来て
       つかの間ながら一家全員が揃った祝い膳となった
       みんなが元気で暮らせることは 何よりも嬉しい

       そんなささやかな幸せを励みとして
       老いふたり また一年を頑張るとするか



     
       

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   11月の半ばに宅急便の業者から オランダ輸入品のプラスチックの鉢に植えられている
   球根のアマリリスを買った
   説明文に従って 50ml の水をやり暖かい場所に置くと2週間ほどで芽が出てきた

 
  ここで水を100ml やがて芽が4枚の葉となって花芽らしきものが伸びてくる
  2週間たって水を100ml 花芽が元気に毎日1㎝ほども伸びていく
  花茎が40㎝にもなる頃 蕾もどんどん膨らんで いつか鞘が割れて本物の蕾が4個程も顔を出す
  大晦日に水を100ml 開花は2日の朝だった

  写真は 上段左が元旦 中と右が3日 下段左は3日 中と右が4日の開花状況
       6個の蕾が咲きそろうのは あと三日ほどかな~

     花の少ないこの時期に 充分に愉しめるアマリリスに感謝

  
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     折角だから わが狭庭の冬の優等生 葉ボタンと南天を切って
  玄関ポーチの壺に活けた 髭爺さんの迎春の愚作を載せておく

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2016年12月25日 (日)

  年の瀬に




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今年最後の週が始まった
        ぐ~ンと冷えた朝 
        メダカを入れた古い火鉢に薄氷が張った

                  幾日か続いた強い風もやみ 穏やかに晴れた空
        ネットで天気予報を見ると
        風向き欄は 静穏 風速は0mとあった
        
        静穏 いい言葉だねぇ

        震度7にもなった四月の熊本大地震
        30時間も燃え続け
        延焼150棟にも及んだ 最近の新潟・糸魚川大火など
        平穏ならざる事柄が続いた今年
        静穏の年の瀬で 新しい年を迎えたいものだ


        夏に種を蒔いた庭の葉ボタンが
        鮮やかな彩りで 日向ぼっこの髭爺さんを和ませる


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          岡部は鉄塔の街
 
       
  夕暮れの西空に 浅間山が
         残照にくっきりとスカイラインを描いていた
         
          もうすぐ今年も暮れる

        

2016年12月 1日 (木)

踊り葉ボタン

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   ♪~ 暦は~もう少しで 今年も終りですね~♪・・・・・・ 吉幾三の「雪国」が聞こえてきそうな12月
    朝晩すっかり冷え込んで 庭の葉ボタンもだいぶ色づいてきた

    とりわけ「踊り葉ボタン」は これ見よがしに冴えた葉色で踊っている

   

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   この踊り葉ボタンは 去年の8月初めに種を蒔いて育て 冬の寒さで色づいて
  花の少ないお正月から春が来るまで 庭や鉢植えで愉しませてくれた
  色とりどりの花が出回る春の終り頃に 普通は葉ボタンは処分されることが多い
  

  ところが本当は葉ボタンは多年草で 夏の暑さに弱いけど上手に育てると
  次の冬には一本の茎に幾つもの枝を伸ばし 葉ボタンを先端に付けた
  「踊り葉ボタン」を作ることができる 栽培法の詳細は記すことはしないが
  あまりたくさん枝を付けるより 5本ぐらいがバランスがいいようだ



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   変わった姿で2年たのしめる葉ボタンに すっかりはまっている
   この夏に種を蒔いた葉ボタンも順調に育っている
   



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   この冬の彩りをたのしんだら  また次の冬に向けて踊り葉ボタン作りが始まる

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2016年11月17日 (木)

 晩秋の奥日光

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  100日振りのブログ更新です
  夏の盛りから 季節はいつしか木枯らしの吹く晩秋へと移ってる

         実は 6月に縁あって「俳句勉強会」に入り 生まれて初めて俳句つくりに励んでみた
        何とか上達するようなら 10年ほど続いたブログを卒業してもいいかなと思っていたが
        俳句の道はそんな容易なものではなかった
        勉強が進むうち少しづつ俳句の奥の深さ 難しさも分かってくる
        季語の決まり事すら知らなかった85才にもなろうという爺さんが
        勉強会で選句してもらえるほどの句をいつも詠めるほど 甘くない
  

        感受性が鈍くなっていることに気づく 
        風景や事象に接して心に響いても 形容する言葉が浮かんでこない
        通俗な言葉を並べた十七文字の数合わせの句にしかならない
        我ながら情けなく 才能なしと断じざるを得ない
        加齢による衰えかと慰めても言い訳にしかなるまい
        永い間 俳句の道に励んでいる勉強会の先輩の皆さんに迷惑をかけないうちに
        身を引くのがマナーだろう 最後に詠んだ句を載せて負け犬の弁を閉じる
        
             「 木犀の 香に露地一本の まわり道 」
 


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   露天風呂に入ってスーパームーンを眺める
  そんな気分を味わいたくって 休暇村日光湯元を予約し
  たのだけど・・・・・
  あいにくと当日は関東全般雨模様
  
  

  それでも久しぶりの休暇村日光湯元は すっかりリニュー
  アルされていて快適そのもの
  
  

  窓から望む樹齢400年の落葉松は 「元気の木」と名づけられ変わらぬ姿で迎えてくれた

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       雨上がりの朝 湯の湖畔の散歩は素晴らしかった
     雲が切れて男体山の肩から陽が昇る
     樹々たちは山の雪に追われるように 慌ただしく冬支度を急いでた

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2016年7月31日 (日)

 つづいて畠山重忠史跡公園

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   自らの墓所を守るかのように 愛馬三日月を背負った畠山重忠像は建っている

  元暦元年(1184)2月7日 鵯越にうち揃うは 源氏搦め手の大将義経と先鋭70騎
  従う畠山重忠 ときに21才
  「鹿の越え行くこの坂道 馬の越せない道理はない」 と 東国武将を先陣に一ノ谷へと
  一気に駆け下った

     このとき大男の重忠は 急斜面の断崖を
     乗馬のままでは馬がConv0025_2可哀想とばかりに
      愛馬三日月を肩に抱えて崖を下り平家軍に
     突っ込んだ

     重忠が馬をかばうほどの心優しい武将で
     あったという逸話である
     「源平盛衰記」には
     人倫には非ず 誠に鬼神の仕業とぞ・・・・・
     と 記されている

     一ノ谷で重忠は 本田近常 平師盛らを討ち取る
     軍功をあげているがこの戦では埼玉北部には  
     なじみ深い武将が名を連ねている

     まづ重忠の乳兄弟の榛沢六郎成清 (成清の母
     が重忠の乳母)は 常に補佐役として重忠のそ
     ばにあり生涯を共にしたという

   次いでは岡部六弥太忠澄 平家の武将と組み
   討ちになり 討たれそうになるも郎党が助太刀し
   敵将の右腕を斬り落としたことで形勢が逆転 観念し座して念仏を唱えるのを忠澄が斬る
   

                                                      
   その後 忠澄は自分が斬った武将が平忠度(ただのり・清盛の異母弟)であることを悟り
   惜しい人物を斬ってしまったと悔やみ その死を惜しんで霊を慰めんが
ためにと 所領の
   岡部原に五輪の塔を建立した (後に深谷上杉氏家臣によって 清心寺に移築された)

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  もう一人 忘れてならない武将がある その名は 熊谷次郎直実 後に出家して 蓮生坊 
  永治元年2月  武蔵国大里郡熊谷郷(現熊谷市)に生まれる
  一ノ谷の戦いには 義経の奇襲部隊に属し鵯越の逆落としには先陣をきり平家の陣に突っ込む

    直実このとき43才 息子・直家と郎党一人の三人組での参戦だった

  
  「平家物語」で広く知られる平敦盛との一騎打ちは ここで詳しく載せるまでもあるまい
  敦盛を討った直実は これ以後深く思うところがあり 仏門に帰依する思いがつよくなり
  建久4年(1193年)頃 法然の弟子となり出家した 法名は法力房 蓮生


  「菅谷舘跡」のヤマユリの探勝から 思わず郷土の武将にスペースを割いてしまったが
  岡部六弥太忠澄も熊谷次郎直実も 史跡も墓所もくまなくめぐったけど 畠山重忠
だけが
  墓所は以前に訪れたが菅谷舘は不勉強で知らなかった 
  鎌倉街道の旧跡も残るこの町で 鎌倉時代の武蔵七党の武将たちに興味をひかれ
  「追っかけ」をやったが この辺で一区切りにしようと思う
 
  
  
 

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